尼崎市議会 > 2013-09-10 >
09月10日-01号

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  1. 尼崎市議会 2013-09-10
    09月10日-01号


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    平成25年  9月 定例会(第2回)        第2回尼崎市議会会議録定例会)第1号        --------------------◯議事日程    平成25年9月10日 午前10時30分 開議第1       会期の決定第2 認定第1号 平成24年度尼崎市歳入歳出決算について第3 認定第2号 平成24年度尼崎市水道事業会計決算について第4 認定第3号 平成24年度尼崎市工業用水道事業会計決算について第5 認定第4号 平成24年度尼崎市自動車運送事業会計決算について第6 認定第5号 平成24年度尼崎市下水道事業会計決算について第7 議案第103号 尼崎市指定管理者選定委員会条例について第8 議案第104号 尼崎市事務事業点検委員会条例について第9 議案第105号 尼崎市防災会議条例の一部を改正する条例について第10 議案第106号 尼崎市入札監視委員会条例について第11 議案第107号 尼崎市市税条例の一部を改正する条例について第12 議案第108号 尼崎市税外収入金の督促及び滞納処分に関する条例等の一部を改正する条例について第13 議案第109号 尼崎市立学校の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について第14 議案第110号 尼崎市学校給食調理業務委託業者選定委員会条例について第15 議案第111号 尼崎市指定地域密着型サービス事業者等選定委員会条例について第16 議案第112号 尼崎市特別養護老人ホーム設置法人等選定委員会条例について第17 議案第113号 尼崎市養護老人ホーム入所等判定委員会条例について第18 議案第114号 尼崎市小児慢性特定疾患対策協議会条例について第19 議案第115号 尼崎市提案型事業委託制度審査会条例について第20 議案第100号 平成25年度尼崎市一般会計補正予算(第4号)第21 議案第101号 平成25年度尼崎市特別会計国民健康保険事業費補正予算(第1号)第22 議案第102号 平成25年度尼崎市特別会計介護保険事業費補正予算(第1号)第23 議案第116号 物件の買入れについて第24 議案第117号 工事請負契約について第25 議案第118号 工事請負契約について第26 議案第119号 工事請負契約について第27 議案第120号 工事請負契約について第28 議案第121号 工事請負契約について第29 議案第122号 工事請負契約について第30 議案第123号 工事請負契約について第31 議案第124号 工事請負契約について第32 議案第125号 工事請負契約について第33 議案第126号 工事請負契約について第34 議案第127号 工事請負契約について第35 議案第128号 訴えの提起について第36 議案第129号 法律上本市の義務に属する損害賠償の額の決定について第37 議案第130号 訴えの提起について第38 議案第131号 平成24年度尼崎市下水道事業会計処分利益剰余金の処分について第39 議案第132号 平成24年度尼崎市水道事業会計処分利益剰余金の処分について第40 議案第133号 平成24年度尼崎市工業用水道事業会計処分利益剰余金の処分について第41 議案第134号 調停について第42 陳情第1号 原発事故子ども被災者支援法の具体化についての陳情第43 陳情第2号 入湯税過少申告問題に係る損害額の回収等についての陳情第44 陳情第3号 市民参加による議会改革の実施についての陳情第45 陳情第4号 交通局における労働組合との協議の公開についての陳情第46 陳情第5号 子ども・子育て支援新制度についての陳情第47 陳情第6号 立花南保育所民間移管白紙撤回についての陳情第48 陳情第7号 保育所の民間移管に係る共同保育期間の延長についての陳情-----------------------------------◯出席議員   1番    田中淳司議員   2番    北村竹師議員   3番    光本圭佑議員   4番    楠村信二議員   5番    岸田光広議員   6番    綿瀬和人議員   7番    明見孝一郎議員   8番    須田 和議員   9番    弘中信正議員  10番    眞田泰秀議員  11番    土岐良二議員  12番    丸山孝宏議員  13番    上村富昭議員  14番    寺坂美一議員  15番    久保高章議員  16番    長崎寛親議員  17番    徳田 稔議員  18番    川崎敏美議員  19番    北村章治議員  20番    宮城亜輻議員  21番    都築徳昭議員  22番    酒井 一議員  23番    福島さとり議員  24番    開 康生議員  25番    前迫直美議員  26番    丸岡鉄也議員  27番    津田加寿男議員  28番    上松圭三議員  29番    松澤千鶴議員  30番    辻  修議員  31番    真崎一子議員  32番    真鍋修司議員  33番    杉山公克議員  34番    安田雄策議員  35番    仙波幸雄議員  36番    北村保子議員  37番    荒木伸子議員  38番    波多正文議員  39番    寺本初己議員  40番    高岡一郎議員  41番    田村征雄議員  42番    松村ヤス子議員-----------------------------------◯議会事務局事務局長        藤田末廣君事務局次長       高尾博幸議事課長        中村知章-----------------------------------◯地方自治法第121条第1項の規定による出席者市長          稲村和美君副市長         村山保夫君副市長         岩田 強君理事          福嶋慶三君企画財政局長      俵 雄次君総務局長        吹野順次君防災担当局長      衣笠年晴資産統括局長      塚本英徳市民協働局長      中浦法善君医務監         清水昌好君健康福祉局長      作野靖史こども青少年局長    山田武男経済環境局長      森山敏夫都市整備局長      芝 俊一君消防局長        本田良生水道事業管理者     北江有弘自動車運送事業管理者  有川康裕企画財政局企画管理課長 細川直樹教育委員会委員長    濱田英世君教育長         徳田耕造選挙管理委員会委員長  中川日出和代表監査委員      須賀邦郎-----------------------------------(平成25年9月10日 午前10時27分 開会) ○議長(北村保子議員) ただいまより第2回尼崎市議会定例会を開会いたします。 これより本日の会議を開きます。 日程に入るに先立ち、会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において久保高章議員及び酒井一君を指名いたします。 この際、諸般の報告をいたします。 市長からの報告事件として、報告企第9号 議会の指定に基づく専決処分について外2件が提出されております。 これらの報告は、お手元に配付いたしておりますから、御清覧願います。 その他の事項については、事務局長より報告いたさせます。 ◎事務局長(藤田末廣君) 御報告いたします。 現在の出席議員は42人であります。 次に、地方自治法第121条1項の規定により、市長初め執行機関の出席を求めております。 その職氏名は印刷して配付いたしておりますから、朗読を省略させていただきます。 また、今期定例会に提出されます議案は、お手元に送付いたしましたとおりでありまして、本日の議事日程もまた、配付いたしましたとおりであります。 報告事項は以上であります。 ○議長(北村保子議員) 日程に入ります。 日程第1 会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、本日から10月4日までの25日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北村保子議員) 異議なしと認めます。 よって、会期は25日間と決定いたしました。 日程第2 認定第1号 平成24年度尼崎市歳入歳出決算についてから日程第41 議案第134号 調停についてまで、40件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 稲村市長。   (稲村和美さん 登壇) ◎市長(稲村和美さん) それでは、提案理由を御説明申し上げます。 今期定例会には、平成24年度歳入歳出決算を初めといたしまして決算認定案5件、補正予算案3件、条例案13件及びその他の案件19件の合計40件を提案しております。条例案13件のうち、付属機関として会議体を設置することに伴う条例案が9件、また、その他の案件19件のうち、工事請負契約に係る案件が11件あり、これらの案件につきましては、後ほど一括して御説明いたします。 それでは、案件の主な内容につきまして、順次御説明申し上げます。 初めに、認定第1号 平成24年度尼崎市歳入歳出決算、同第2号 平成24年度尼崎市水道事業会計決算、同第3号 平成24年度尼崎市工業用水道事業会計決算、同第4号 平成24年度尼崎市自動車運送事業会計決算及び同第5号 平成24年度尼崎市下水道事業会計決算の5件につきましては、地方自治法及び地方公営企業法の定めるところにより、各会計の決算に監査委員の意見をつけまして認定に付するものです。 次に、補正予算案です。 まず、議案第100号 平成25年度尼崎市一般会計補正予算(第4号)につきましては、市税還付金等に不足が生じることへの対応を行うなど、歳入歳出予算に1億3,346万8,000円を追加するものです。その主なものといたしましては、まず、総務費におきまして、平成24年度の決算剰余金の2分の1相当額の積み立てを行う財政調整基金積立金7,400万円を、また平成24年9月18日発生の車両事故に係る債権者への損害賠償金支払いを行う訴訟賠償等事務経費383万3,000円を、民生費におきましては、軽・中度難聴児補聴器購入等負担軽減を図るため、購入費の助成を行う軽・中度難聴児補聴器購入費等助成事業費63万5,000円をそれぞれ計上するものです。また、繰越明許費では、消防救急無線デジタル化事業に係る繰越額の変更を行うものです。 次に、議案第101号 平成25年度尼崎市特別会計国民健康保険事業費補正予算(第1号)につきましては、前期高齢者納付金及び事務費の算定額の変更があったため、不足分を支出する必要が生じたことから、歳入歳出予算に271万7,000円を追加するものです。 次に、議案第102号 平成25年度尼崎市特別会計介護保険事業費補正予算(第1号)につきましては、平成24年度の国庫支出金支払基金交付金及び県支出金の精算において返還の必要が生じたことから、歳入歳出予算に1億2,820万1,000円を追加するものです。 次に、付属機関として会議体を設置することに伴う条例案です。 議案第103号 尼崎市指定管理者選定委員会条例の制定、議案第104号 尼崎市事務事業点検委員会条例の制定、議案第106号 尼崎市入札監視委員会条例の制定、議案第110号 尼崎市学校給食調理業務委託業者選定委員会条例の制定、議案第111号 尼崎市指定地域密着型サービス事業者等選定委員会条例の制定、議案第112号 尼崎市特別養護老人ホーム設置法人等選定委員会条例の制定、議案第113号 尼崎市養護老人ホーム入所等判定委員会条例の制定、議案第114号 尼崎市小児慢性特定疾患対策協議会条例の制定、議案第115号 尼崎市提案型事業委託制度審査会条例の制定、以上9件につきましては、公平かつ適正に事業者を選定し、また適正に事務事業を執行するに当たり、必要な事項を調査審議させることを目的に、付属機関として会議体を設置するため、それぞれ条例を制定するものです。 続きまして、その他の条例案です。 まず、議案第105号 尼崎市防災会議条例の一部改正につきましては、災害対策基本法等の一部を改正する法律の施行に伴い引用条項に変更が生じたことから、規定を整備するものです。 次に、議案第107号 尼崎市市税条例の一部改正につきましては、県民税において控除対象となる寄附金が新たに指定されたことに伴い、市民税におきましても、尼崎市内に主たる事務所を有する認定特定営利活動法人等に対する寄附金個人市民税控除対象寄附金とするほか、地方税法の一部改正に伴い、現在の低金利の状況に応じて負担の軽減を図るため、暫定的な措置として延滞金の割合の特例を見直すなど、規定を整備するものです。 次に、議案第108号 尼崎市税外収入金の督促及び滞納処分に関する条例等の一部改正につきましては、地方税法の一部改正を受け、市税条例の一部改正と同様に、現在の低金利の状況に応じて負担の軽減を図るに当たり、暫定的な措置として延滞金の割合の特例を見直すため、規定を整備するものです。 次に、議案第109号 尼崎市立学校の設置及び管理に関する条例の一部改正につきましては、学校の適正規模化を図り、良好な教育環境を創出することを目的として、北難波小学校梅香小学校を統合し、難波の梅小学校を設置するため、規定を整備するものです。 次に、工事請負契約に係るその他の案件です。 まず、議案第117号 大島小学校北側校舎改築等工事請負契約につきましては、一般競争入札の方法により、10億6,260万円で宮崎・苅田特別共同企業体と、議案第118号 立花小学校校舎棟改築等工事請負契約につきましては、一般競争入札の方法により、17億3,607万円で淺沼・サージ・コア共同企業体と、議案第119号 立花小学校校舎棟改築等工事のうち電気設備工事請負契約につきましては、一般競争入札の方法により、3億4,440万円で株式会社小川電設と、議案第120号 立花小学校校舎棟改築等工事のうち機械設備工事請負契約につきましては、一般競争入札の方法により、2億6,061万円で三協設備株式会社と、議案第121号 名和小学校北側校舎改築等工事こどもクラブ棟新築工事請負契約につきましては、一般競争入札の方法により、7億1,158万5,000円で株式会社吉川組と、議案第122号 塚口中学校北西校舎改築等工事請負契約につきましては、一般競争入札の方法により、12億1,380万円で柄谷・カラタニエンジニアリング共同企業体と、議案第123号 塚口中学校北西校舎改築等工事のうち電気設備工事請負契約につきましては、一般競争入札の方法により、2億160万円で菱星システム株式会社と、議案第124号 塚口中学校北西校舎改築等工事のうち機械設備工事請負契約につきましては、一般競争入札の方法により、2億4,150万円で株式会社竹内工業所と、議案第125号 園田中学校東側校舎改築等工事請負契約につきましては、一般競争入札の方法により、10億4,790万円で青木あすなろ山本共同企業体と、議案第126号 園田中学校東側校舎改築等工事のうち機械設備工事請負契約につきましては、一般競争入札の方法により、1億5,695万4,000円で株式会社田中水道工業所と、議案第127号 小園中学校管理棟などの耐震補強工事請負契約につきましては、一般競争入札の方法により、1億5,403万5,000円で株式会社松善工務店と、それぞれ所定の契約を締結しようとするものです。 続きまして、残るその他の案件です。 まず、議案第116号 物件の買入れにつきましては、消防救急デジタル無線システムを、指名競争入札の方法により、7億875万円で日本電気株式会社神戸支社と所定の契約を締結しようとするものです。 次に、議案第128号 災害援護資金貸付金返還請求事件の訴えの提起につきましては、災害援護資金貸付金の償還を履行しない債務者に対し、その償還金支払いを求めるものです。 次に、議案第129号 法律上本市の義務に属する損害賠償の額の決定につきましては、本市東海岸町22番地先において発生した交通事故に係る損害賠償の額を決定しようとするものです。 次に、議案第130号 建物明け渡し等請求事件の訴えの提起につきましては、市営住宅等の家賃の長期滞納者に対して、滞納家賃支払い、住宅の明け渡し及び損害賠償金支払いを求めるものです。 次に、議案第131号 平成24年度尼崎市下水道事業会計処分利益剰余金の処分につきましては、施設整備の経費に充当するため、未処分利益剰余金41億280万5,873円のうち21億280万5,873円を建設改良積立金積み立てるものです。 次に、議案第132号 平成24年度尼崎市水道事業会計処分利益剰余金の処分につきましては、施設整備の経費に充当するため、未処分利益剰余金11億5,143万9,818円全額を建設改良積立金積み立てるものです。 次に、議案第133号 平成24年度尼崎市工業用水道事業会計処分利益剰余金の処分につきましては、施設整備の経費に充当するため、未処分利益剰余金1億91万4,674円全額を、建設改良積立金積み立てるものです。 最後に、議案第134号 損害賠償額確定等調停事件の調停につきましては、入湯税過少申告問題に係る本市元職員への損害賠償金の請求について、大阪簡易裁判所より平成25年8月に提示された調停条項案を妥当と判断し、議決を求めるものです。 それでは、引き続き、平成24年度の各種決算の概要につきまして御説明を申し上げます。 一般会計におきましては、歳入総額1,893億円、歳出総額1,890億3,025万円、また14の特別会計の合計では、歳入総額1,780億6,169万円、歳出総額1,750億4,805万円、総決算額では、歳入総額3,673億6,170万円、歳出総額3,640億7,831万円となっております。 この結果、歳入歳出差し引きから翌年度に繰り越すべき財源を除いた実質収支額は、一般会計におきましては1億4,669万円、特別会計におきましては30億1,363万円となっております。 次に、一般会計の歳入につきまして、主なものを款ごとに御説明申し上げます。 第5款の市税は774億5,409万円で、個人市民税が増となったものの、固定資産税法人市民税が減となったことなどに伴い、前年度より10億1,513万円、率にして1.3%の減少、第20款の地方交付税は137億205万円で、普通交付税が減となったことなどに伴い、前年度より8,777万円、率にして0.6%の減少、第75款の市債は215億3,671万円で、その主なものは学校施設整備事業債臨時財政対策債、借換債などで、前年度より24億9,099万円、率にして10.4%の減少、歳入全体では、前年度より40億6,704万円、率にして2.1%の減少となっております。 次に、歳出につきまして御説明申し上げます。 第15款の民生費は861億2,182万円で、その主なものは障害者(児)自立支援事業費生活保護扶助費などで、前年度より11億7,694万円、率にして1.4%の増加、第40款の土木費は242億5,618万円で、その主なものは公共用地先行取得事業費会計繰出金下水道事業会計補助金などで、前年度より41億4,085万円、率にして14.6%の減少、第50款の教育費は174億5,592万円で、その主なものは学校施設耐震化事業費や学校・園に係る施設の整備・維持管理経費などで、前年度より7億3,600万円、率にして4.4%の増加、第55款の公債費は263億3,325万円で、前年度より24億2,611万円、率にして10.1%の増加、歳出全体では、前年度より41億6,587万円、率にして2.2%の減少となっております。 続いて、特別会計の主なものにつきまして御説明申し上げます。 まず、国民健康保険事業費につきましては、歳入総額は547億441万円で、前年度より9億7,338万円、率にして1.8%の増加、歳出総額は531億6,220万円で、前年度より6億9,051万円、率にして1.3%の増加となり、歳入歳出差し引きでは15億4,221万円の剰余となり、実質収支も同額となっております。 次に、介護保険事業費につきましては、歳入総額は323億7,867万円で、前年度より15億4,613万円、率にして5.0%の増加、歳出総額は318億3,836万円で、前年度より15億3,603万円、率にして5.1%の増加となり、歳入歳出差し引きでは5億4,031万円の剰余となり、実質収支も同額となっております。 次に、競艇場事業費につきましては、歳入総額は753億5,526万円で、前年度より40億4,941万円、率にして5.7%の増加、歳出総額は751億368万円で、前年度より41億8,525万円、率にして5.9%の増加となり、歳入歳出差し引きでは2億5,157万円の剰余となり、実質収支も同額となっております。 以上、各会計の概要について御説明申し上げましたが、これら決算を総括いたしますと、まず収支の状況では、当初予算に比べ、歳入におきまして、臨時財政対策債を含めた実質的な地方交付税が増加したこと、また歳出におきまして、生活保護扶助費が減少したことなどにより、財源対策を当初予算の45億2,800万円から15億6,700万円に、29億6,100万円縮減することができ、さらに基金の積み立てなどを行ったことから、実質的な収支額は6億4,400万円となり、収支均衡を図ることができました。 しかしながら、財政構造の弾力性を示す経常収支比率は93.8%と、前年度と同率で、依然として硬直化した財政構造が続いております。 次に、将来負担の状況では、本市が抱える総将来負担額は2,804億8,200万円で、市債現在高の減などにより前年度と比べ79億9,200万円の減少、一方、主要基金の現在高は113億2,200万円で、前年度と比べ25億5,600万円の増加となりました。この結果、財政健全化法に基づく将来負担比率は155.6%で、前年度と比べ11.2ポイントの減少となりました。 このように、本市の財政は着実に改善しつつあるものの、将来負担比率は類似する中核市の中で最も高い状況にあります。今後、収支不足への対応として講じてきた退職手当債学校施設耐震化などに伴う市債の償還が本格化する中、将来負担の管理・縮減が本市財政にとりまして大きな課題となっている状況でございます。 以上で私からの説明を終わりますが、企業会計に係ります4件の決算認定案につきましては、各会計を所管いたしております管理者等からそれぞれ補足説明を申し上げます。よろしく御審議を賜り、御賛同いただきますようお願い申し上げます。 以上でございます。 ○議長(北村保子議員) 引き続き、補足説明を求めます。 北江水道事業管理者。   (北江有弘君 登壇) ◎水道事業管理者北江有弘君) 水道関係の2案件につきまして御説明申し上げます。 まず、認定第2号 平成24年度尼崎市水道事業会計決算について御説明申し上げます。 最初に、収益的収支につきましては、給水量の減少傾向は変わらず、収益ではその根幹であります給水収益が減少したことなどにより、前年度に比べ1億3,052万円減少し、94億9,498万円となりました。費用は、補償金免除企業債繰上償還に伴い支払利息が減少したほか、人件費物件費などが減少したことから、前年度に比べ9,341万円減少し、83億4,354万円となりました。その結果、収支差し引きで11億5,144万円の当年度純利益を計上いたしました。 次に、資本的収支につきましては、収入が7億2,067万円に対しまして、支出は25億4,870万円となり、18億2,803万円の不足が生じましたが、これは損益勘定留保資金等をもちまして補填いたしております。 次に、業務の実績でございますが、給水戸数は前年度末に比べ710戸増加し、23万6,655戸となりました。年間給水量は、前年度に比べ82万立方メートル減少し、5,298万立方メートルとなりました。 次に、施設の整備でございますが、平成24年度はビジョンⅡ期の初年度に当たり、安全で良質な水道水の継続供給と災害に強い給水システムの構築を目指し、施設の重要度・老朽度・耐震性の観点から優先順位を定め、引き続き配水管路の耐震化を進めるとともに、高度浄水処理活性炭の入れかえを行うなど、経年化した設備の更新を実施いたしました。 以上が水道事業会計決算の概要でございます。 続きまして、認定第3号 平成24年度尼崎市工業用水道事業会計決算について御説明申し上げます。 まず、収益的収支につきまして、収益では前年度と同程度の給水収益を確保することができ、また旧北配水場跡地の売却益を計上したことなどにより、前年度に比べ2億628万円増加し、19億8,033万円となりました。費用は、水利権の償却完了に伴い減価償却費が減少したほか、人件費物件費などが減少したことから、前年度に比べ6,334万円減少し、14億8,613万円となりました。その結果、収支差し引きで4億9,420万円の当年度純利益を計上することができました。 次に、資本的収支につきましては、収入が4,959万円に対しまして、支出は4億7,021万円となり、翌年度以降に繰り越しいたします工業用水道事業負担金829万円を除きますと、4億2,891万円の不足が生じましたが、これは損益勘定留保資金等をもちまして補填いたしております。 次に、業務の実績でございますが、給水社数は使用廃止が1社あり57社となり、年度末の1日当たりの基本使用水量は、前年度に比べ300立方メートル減少し、15万5,385立方メートルとなりました。年間排水量は、前年度に比べ148万立方メートル減少し、2,525万円立方メートルとなりました。 次に、施設の整備でございますが、水道事業と同様に災害に強い給水システムの構築を目指して、引き続き配水管路の更新工事などを実施いたしました。 以上が工業用水道事業会計決算の概要でございます。水道事業会計とあわせまして、よろしく御審議賜り、御賛同いただきますようお願い申し上げます。 以上でございます。 ○議長(北村保子議員) 有川自動車運送事業管理者。   (有川康裕君 登壇) ◎自動車運送事業管理者有川康裕君) それでは、認定第4号 平成24年度尼崎市自動車運送事業会計決算について御説明申し上げます。 市営バス事業につきましては、平成24年度版「尼崎市営バス事業経営計画」に基づき、市民・利用者の皆様により安全・安心で快適なサービスを提供すべく、市から経営支援補助金1億1,000万円を受ける中で、事故防止や接遇の向上等に取り組むとともに、経営の効率化に努めてまいりました。 しかしながら、生産年齢人口の減による純運賃収入の減少や高齢者市バス特別乗車証制度の見直しによる負担金収入の減少等により、非常に厳しい経営となったところであります。また、本年2月に、市として「市営バス事業の民営化に向けた取組方針」を策定し、交通局としてもこの方針に沿って、新たに希望退職制度を設けて実施したところであります。 次に、決算の概要について御説明申し上げます。 収益的収入及び支出につきましては、収入額28億3,827万円に対しまして、支出額は27億4,597万円となり、差し引き9,229万円の純利益を計上いたしました。この結果、当年度未処理欠損金は4億9,723万円となりました。 次に、資本的収入及び支出でございます。収入額1,160万円に対しまして、支出額2億1,262万円となり、差し引き2億101万円の支出超過となりました。この支出超過分につきましては、流動負債として翌年度へ繰り越しております。 続きまして、事業の概要について御説明申し上げます。 在籍車両数は前年度と同数の130両となっております。また、総走行キロは、前年度に比べ10万7,000キロメートル減少し、464万9,000キロメートルとなっております。 次に、総輸送人員でございます。前年度に比べ53万9,000人減少し、1,303万6,000人となりました。一方、建設改良事業費では、ドライブレコーダー10台を設置するなど、安全・安心対策の強化に努めてまいりました。 以上で、平成24年度尼崎市自動車運送事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜り、御賛同いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(北村保子議員) 芝都市整備局長。   (芝 俊一君 登壇) ◎都市整備局長(芝俊一君) 認定第5号 平成24年度尼崎市下水道事業会計決算について御説明申し上げます。 下水道事業収入の根幹である有収水量は近年減少傾向にあり、平成24年度においても、下水道使用料収入は、前年度に比べ減少いたしましたが、これまでと同様に、経費抑制に努めてまいりました結果、前年度に引き続き黒字決算を確保することができました。 まず、収益的収支につきましては、収益が106億9,904万円に対しまして、費用が89億4,834万円となり、差し引きで17億5,070万の当年度純利益を計上することとなりました。その結果、前年度繰越利益剰余金と合わせました当年度の未処分利益剰余金は、41億281万円となっております。この剰余金につきましては、21億281万円を建設改良積立金として積み立て、残額20億円につきましては、翌年度へ繰り越すこととしております。 次に、資本的収支につきましては、収入が55億3,341万円に対しまして、支出が111億5,469万円となり、収支不足額は56億2,128万円となりました。この収支不足につきましては、減価償却費などの損益勘定留保資金などで補填をいたしております。 続きまして、事業の概要について申し上げます。 処理水量は9,411万立方メートルで、前年度に比べまして565万立方メートル減少しております。これは、主に降雨量の減少によるものでございます。このうち有収水量は5,825万立方メートルで、前年度に比べまして166万立方メートル減少しております。 次に、建設及び改良工事につきましては、丸島雨水幹線5工区建設工事委託、大庄中継ポンプ場管理棟・沈砂池機械設備改築工事などを実施しております。また、負担金といたしまして、武庫川下水道流域下水道建設事業に対しまして2億280万円の負担を行っております。 以上が、平成24年度下水道事業会計決算の概要でございます。よろしく御審議を賜り、御賛同いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(北村保子議員) 説明は終わりました。 これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。 質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北村保子議員) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております40件のうち、認定第1号については、10人の委員をもって構成する一般・特別会計決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北村保子議員) 異議なしと認めます。 よって、認定第1号については、10人の委員をもって構成する一般・特別会計決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。 続いて、ただいま設置されました一般・特別会計決算特別委員会の委員の選任について、委員会条例第7条第1項の規定により、議長からお諮りいたします。 一般・特別会計決算特別委員に、寺坂美一議員丸岡鉄也議員丸山孝宏議員眞田泰秀議員安田雄策議員川崎敏美議員真崎一子議員弘中信正議員、明見孝一郎議員、長崎寛親議員、以上10人を選任いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北村保子議員) 異議なしと認めます。 よって、ただいまお諮りいたしました10人の諸君を一般・特別会計決算特別委員に選任することに決定いたしました。 続いて、お諮りいたします。 残り39件のうち、認定第2号、同第3号、同第4号、同第5号、議案第131号、同第132号及び同第133号の7件については、10人の委員をもって構成する企業会計決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北村保子議員) 異議なしと認めます。 よって、認定第2号外6件については、10人の委員をもって構成する企業会計決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。 続いて、ただいま設置されました企業会計決算特別委員会の委員の選任について、委員会条例第7条第1項の規定により、議長からお諮りいたします。 企業会計決算特別委員に、荒木伸子議員波多正文議員福島さとり議員真鍋修司議員、徳田稔議員、松村ヤス子議員、須田和議員田中淳司議員宮城亜輻議員光本圭佑議員、以上10人を選任いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北村保子議員) 異議なしと認めます。 よって、ただいまお諮りいたしました10人の諸君を企業会計決算特別委員に選任することに決定いたしました。 続いて、お諮りいたします。 残り32件は、お手元に配付の委員会付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北村保子議員) 異議なしと認めます。 よって、委員会付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。 日程第42 陳情第1号 原発事故子ども被災者支援法の具体化についての陳情から日程第48 陳情第7号 保育所の民間移管に係る共同保育期間の延長についての陳情まで7件を一括議題といたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております7件は、お手元に配付の文書表に記載のとおり、それぞれの委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北村保子議員) 異議なしと認めます。 よって、7件は文書表に記載のとおり、それぞれの委員会に付託することに決定いたしました。 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 明11日は、午前10時から会議を開き、質問を行います。ついては、ただいま出席の諸君には改めて通知はいたしませんから、御了承願います。 本日はこれをもって散会いたします。                        (午前11時9分 散会)-----------------------------------議長   北村保子議員   久保高章議員   酒井 一...